無事にパーティーも終わり、私とカリレム様が隠れていた所からおもむろに出てきた時、目の前に、涙ぐむルルーゼの姿を見つけた。


「ルルーゼ…!? どうしたの!」
「ミハリスゥ。…私、どうしよう。ミリタム様がついさっきまで美しい女と楽しそうに話してた…。私…、あの人に勝てるかわからないよぅ。」
「ルルーゼ…、…ミリタムが好きなのなら、じゃあ一回アタックしてみなよ!! 当たって…」
「砕けちゃだめだと思います。」
「…くっつけ!!」
「…ミハリスのバカ。」



そう言い放ったルルーゼは、笑みを浮かべながら、その場を去っていった。