そんなある日、ミリタム主催のパーティーが行われることになった。

私とルルーゼたちは朝から大忙しで準備をしていた。




しかし、私が開場の準備をしていると、ミリタムがやってきて言った。

「パーティーの間は、カリレムさんと一緒に隠れていてくれ。ばれたらしようがないからな。」
「では何故、パーティーなど開くのです?」
「今は誰もかくまっていないということを強調するためだ。」

私より確実に賢い彼は、すぐその場を立ち去った。




開場まであと15分。カリレム様を探しに行かなければ…。