私の胸から血が滲みでてきた。 リリアス王女は嬉しそうに高笑いしながらこちらを見ている。 血液恐怖症でもある私は、体を細かく震わせていた。 すぐにはおっていたマントを一直線に破り、直接圧迫法を試みた。 止血するためきつく締めたので動くことができない。 リリアス様は笑顔でもう一度剣を振り上げた。