私はやっと家に着いて、自分の部屋に入り鍵を閉めてベッドに倒れ込んだ。
一階からテレビの音がかすかに聞こえる。
人の気配が私を絶望から救ってくれているような気がした。
いつもは雑音でしかないのに、その音に安心した。
私は早く眠りたかった。