私は田村さんの後ろをついて歩いていた。
てゆーか田村さん、綺麗すぎでしょ。女の私でさえも惚れてしまいそう。
「まず神崎さんが入るクラスに案内します。今回は見るだけですから。そこまで少し遠いですからこの学園の説明をします」
「あ、はい」
「この星学には初等部、中等部、高等部があります」
「だからこんなに大きいのか~。あ!じゃあ私は中等部だ」
「そうです。それでその中等部の中でもクラスが。上からSSクラス、Sクラス、Aクラス、B、C、D、Eという感じになってます」
「私はなにクラスなんですか?」
Bクラスぐらいにはいってるかな。
なんてそんな甘くないか。
「Eクラスです」
「えっ?一番下?」
「それが何か?神崎さんは魔法のことも星学の事も全然知らない。それなのに自分が上位にいけると思ったのですか?」
「それでも………私、頭いい方だし!」
「あなたは星学のクラス決め制度、知らないでしょう?」