八年も経って何故今なのだろうと思ったが日付を確認して納得する。
12月14日。
あの日だ。
あの事件から丁度八年だからこんな特集をしていたんだな。
画面に見入っているうちに時間が危ない事に気付くと、急いで学校に出掛けた。
道中、同じ中学の同級生で、今も同じクラスで仲良くしている奴に出くわす。
名前は、谷村大和。
遅刻常習者で一週間に一回は遅刻しているが、何故かうまがあい今も腐れ縁の友達だ。
「よ〜、谷村」
「お、こんな遅い時間に登校とは珍しいな神道!」
「ま、たまにはな…」
こいつはこの通りお気楽さが長所みたいなもので、この明るい感じは同級生からも好かれ、女の子にも告白なんて事を最近はされたらしい。
まあ信じられないけどね。
「それより、神道聞いてるか?、今日、転校生が来るんだと!」
「転校生?…」
「ああ、しかもうちのクラスみたいなんだよ、担任の松山と校長が話してるの聞いちゃってさ、しかも女だとか。これは男である俺らからしたらスクープだろ!」
女の子が来るっていうのはこいつからしたら一大事らしい。
12月14日。
あの日だ。
あの事件から丁度八年だからこんな特集をしていたんだな。
画面に見入っているうちに時間が危ない事に気付くと、急いで学校に出掛けた。
道中、同じ中学の同級生で、今も同じクラスで仲良くしている奴に出くわす。
名前は、谷村大和。
遅刻常習者で一週間に一回は遅刻しているが、何故かうまがあい今も腐れ縁の友達だ。
「よ〜、谷村」
「お、こんな遅い時間に登校とは珍しいな神道!」
「ま、たまにはな…」
こいつはこの通りお気楽さが長所みたいなもので、この明るい感じは同級生からも好かれ、女の子にも告白なんて事を最近はされたらしい。
まあ信じられないけどね。
「それより、神道聞いてるか?、今日、転校生が来るんだと!」
「転校生?…」
「ああ、しかもうちのクラスみたいなんだよ、担任の松山と校長が話してるの聞いちゃってさ、しかも女だとか。これは男である俺らからしたらスクープだろ!」
女の子が来るっていうのはこいつからしたら一大事らしい。