何分そのままでいただろう。


ニャア~


抱き合っている私たちの間にブルーが入ってきた。


少し体が離れた。


「ブルー…邪魔するなよ」


間に入って、丸くなるブルーを見て笑った。

ブルーも温かい。

「まったく…」


呆れるが静かに目を閉じるブルーをどかすことは出来なかった。


「朋花の誕生日、どこ行こうか?」


一緒に過ごすことを当たり前のように言う。

一緒に過ごせることが嬉しい。

どうやって誘おうかと悩んでいた自分がバカみたいに思えた。