薄暗い裏通り。
薄暗い...と、言うか。もぅ夜だ...
暗い。

見つからない。凛ちゃん。野良猫すら......いない。
どうやらうちの推理は外れたようだ。

「はぁ...一緒に来てくれた
あっくんに申し訳ないなぁ......」

ん?そういえば...あっくん、
何処?
さっき別れてから会ってないな、
夢中で探してた。
あっくんと合流して違う所
探そう。さっきの場所に戻ろう。

「えっと......確かこっち側...
だったっけ?」

あれ...?.......てか、此処、どこ?
裏通りはあまり詳しくない。
でも、あっくんがいたから、
安心できてた。
2人だったから...

でも、今は1人......


「あっくーんどこー...?」

なんてこった、凛ちゃんではなく今度はうち、あっくん探してる。
ねぇ、どこ?


......ねぇ.........独りは寂しいんだけど...