「......俺がやる...」

「ほんとっ⁉ありがとうっ‼碧透くん運動神経いいから助かるっ!」

......あーぁ...
なんでそんなにうちを傷つけたがるかな...

琥夏には全部話してある。
でも、この前の旅行の事は話してないからあの2人の関係はまだ知らない。

「じゃぁ我玖兎くんは待っててねー愛敬さんは別に帰っていいから。」

琥夏は強気でそう言ってうち等の

背中を押して体育館に向かった。うちが白雪の話をするたび琥夏はものすごく嫌そうな顔して、
白雪もあっくんの事好きなんだって言った時なんて

『何それ、意味わかんないっ!
碧透くんには桜恋しかいないって!』

って、言った程白雪が嫌い...なんだろうな。