「何か、予想外だよ。イツキ君と二人きりなんて」



「まぁ、お互い別の奴と来てたもんな」


「まさか、会うなんて思ってもなかったし・・・」



夏実が、もし、あの時一緒にいたなら・・・

今、イツキ君と二人きりになれなかっただろう。


「まだ、2時だしせっかくの休日を楽しもうぜ」


「うん」


イツキ君の、この爽やかな笑顔に、学校中の女の子は惚れるんだ。



「あ、そうそう!この河川敷・・・アリスは本当に覚えてない?」