水着から私服に着替え、荷物を持ってイツキ君についてきた。




「ねぇ、ここは?」



海から出て、電車を乗り継いできた場所。


「秘密の場所」


「秘密の・・・場所?」


目の前に広がる、河川敷


「昔、よく来たんだよ」



「そうなんだ。・・・あのさ、今さらなんだけど」


「ん?」





「・・・舜くんたちは、いいの?一緒に来てたんだよね?」



あたしは、夏実にメールしたからいいんだけど・・・

まぁ、返事来てないけど。






「・・・あぁ、舜たちにはメールしたから。つか、アリスは白石に連絡した?」



「うん」