「あ゛…?

なぎさがブスだと…?」



その言葉を聞いた瞬間額に青筋たてた。


要のような顔つきで怒るとその恐ろしさは尋常ではなく。


近くにいた人々が徐々に離れていった。



「そーよっ

ね、弱みでも握られてるのー?
美優のこと、好きでしょ?」




あぁ、何だってこんな鬱陶しいんだ。


今だに腕を絡めてくる秋元の手をパッと払い言った。



「触るなといったのが聞こえなかったのか。

俺はなぎさにしか興味がない。

そして、お前みたいなやつが一番嫌いだ。
吐き気がする。」




そういい残し、放心している彼女には目もくれずに消えた2人を探しに歩き出した。