沈黙を破ったのは私。


「やっぱりまだ友達…?」


黙り込むキミの顔を見たら目の前がにじんできた。


だってキミはあのときと同じ悲しい顔をしているから。


「……うん。」


やっぱり私は友達以上にはなれないんだね…。


「じゃあまた友達でいてね。」


流れてしまいそうな涙をこらえて笑って言った。


「……うん。」


私はちゃんと笑えていたかな?