「中学のあのときから、ずっと。
一度だって司馬を嫌いになったことなんかない・・・!
高校に入っても、麻姫と付き合っても・・・
あんたが、忘れらんないの!好きなの!」
あたしは喚きちらすだけちらして、屋上から駆け出した。
もう後戻りなんて、できない。
期待させておいて、落とすのはあいつの常套手段。
まんまとそれにハマッたあたしは馬鹿だ。
でも、もうどんなに「嫌い」と罵られようと、
あたしはもうあんたに「嫌い」っていう嘘をつくのはやめるよ。
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