正しかったのは、司馬だ。


あのとき、あんなに忠告してくれたのに。


あたしはそれを無視した。



だから、罰が当たったんだね。



「俺の負けだから、好きにしていいよ」


「え?」


そうしてあたしの手を離す、遼。


それと入れ替わりに、赤い髪をしたいかにもヤンチャそうな男があたしを押さえつけた。


「遠慮なく、処女いただきまーす」


「優しくしてやれよ」なんて笑ってるやつもいる。




何この状況。

ねえ、遼、助けてくれるよね?