「俺が忘れさせてあげる」


そう言って、あたしのおでこに一つキスを落とす。


ぎゅっと固くなるあたしに柔らかく触れ、一つ一つ不安を取り除いてくれる。



連れてこられたのは、遼の家。


そして、あたしたちはベッドの上にいた。



自暴自棄になったあたしは、遼のされるがまま。

服を脱がされら行為にビクッと体が震える。


怖い。でも、遼に嫌われたくない。

もう傷つきたくない。