それなりに買い物を楽しんで、麻姫たちと合流すると思いきや、二人は先に帰ったらしい。

やってくれるよ、全く。



三浦くんといるのが楽しくないわけじゃない。

ドキッともした。




でも、心の片隅でいつも司馬と比べちゃう。

どうしようもなく、あたしは愚かだ。



「すみれ、」


「え?」


「って呼んじゃ、ダメ?」