「そ、それはどういう意味・・・?」
おそるおそる問うあたしに、
「帰さないって意味」
そういってやつは意味ありげに笑った。
あたしは当然のごとく真っ赤になった。
キャラメル色の髪の毛。
キャラメル色のカーデ。
甘いように見えて、ほろ苦い。
そんな君の隣に、いやって言われてもずっといるから。
「すみれ、もう嘘つくなよ」
「うん、泰河もね?」
そう笑って、あたしたちは始まった。
だってもうあたしたちには必要ない。
嘘がなくても、お互いを想いあえるから。
END:)
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…