「 光牙! 光牙るか!! 」
「 なんでしょ 帝日 」
ところかわり、光に満ちたその空間に白い翼を広げた帝日が巨大ともいえる扉に向けて大きく叫んだ
「 魔界の者達がもうすぐ攻めて来る
お前はそのもの達・・、得に"白夜"という魔界でもトップクラスの力をもつ者を食い止めて貰いたい 」
「 俺が、・・・ですか 」
「 ああ そうだ私はお前の力を高く評価しているつもりだお前ならばその白夜と互角・・いやそれ以上にやり合えるはずだ 」
「 ・・・・分かりました 」
嬉しい言葉だが、表情は無に近い顔で答え光牙はその場所から去っていた
「 ・・・白、夜 」
廊下で歩きながら呟く。聞いた事はないのにどこか嬉しく、けれど辛いそんな表情で、何も曇りのない空へと目を少し細めながら見上げた。