どうして私なの
どうして私を置いて居なくなったの

おじさんは、私の
体のことしか考えてないっ

これが、初めてじゃなかった。
小学六年生に無理矢理された。
二人の男にまわされた。

誰よりも成長の早い私は、胸も
背も大きくなっていて
おじさんは、それを狙っていたのかのように
私の体を貪りつく。

もう、どうしたらいいの?
私って生きている意味あるの?

もう、こんなことなら死にたい!


「ちから抜け」

白い床に無理矢理寝かされた私は、
無抵抗のままおじさんに抱かれた。

抵抗をすれば、殴られる。殺される。
私には、もう考えることさえなくなった。


怖くて、怖くて声が出なかった。
涙も一瞬だ。
笑うのも私には笑えなかった。

この世には、私の幸せなんてない。
温もりもない。

私は、道具なの。
玩具なんだ。

「いい子だ。そのまま黙って俺に
抱かれればいい。
気が済むまでヤらせろ。
お前は、俺の道具なんだ。
逃げたり抵抗なんてしてみろ
お前の身近なものから消していくからな。

家を出ていくな。
俺のそばにいればいい。ハァハァ」


おじさんの吐息がかかる。
私には、何にも感じない。
気持ち悪いだけ。

私の体は汚れてる。

行為がすんだ後、おじさんはお金を置いて家を後にした。

三万。
必要なものには使うけどそれ以外のものはいらない。

外は暗い。
部屋は、とても静かでお月様の光だけが部屋を照らし
露にされた私の体を写し出す。
肩にも顔にも足にも無数にある痣。

私は、一粒の涙を溢した。