電話をするとすぐに大輔に繋がった。
なんだか
もやもやした感情があふれる。
「もしもしーーー?」
『朝子?』
聞きなれた優しい声が耳をくすぐる。
「・・・・」
『・・・朝子。
ちゃんと会って話がしたいんだ。
今日ーーー
いつものバーで待ってるから。』
「わかった。」
じゃぁ、
となんだかそっけない返事をして
私は携帯をポイと
ベッドに投げ捨てた。
コンコン。
「アサコ?」
軽いノックの跡
ナギサが
背中から声をかけた。
ーーもう。
ちょっとは一人になりたいのに…。
「---何?」
「!!」
ナギサが綺麗な眉をしかめた。
「何?」
なんだろ。
そんな変な表情して…