俺が女の子だと思ってたなら…どうして結婚の約束なんてしたんだろう?



そんな事を思っていると、母さんが花梨ちゃんのおばさんを連れて戻って来た。


『花梨!?目を覚まして!!』



激しく揺さぶられ、顔をしかめる花梨ちゃん。



『ん―。お母さん、あと5分。』



うわ…寝ぼけてるよ…
可愛いな。
にやける俺とバッチリ目が合う母さん。




何となくそんな顔見られたくなくて、その場から少し離れて様子を伺っていた。