「一緒に帰るって言っても早川んちまで送ってないからな?約800メートルくらい一緒に下校しただけ」


800メートル!?


「よがっだ!」

「いい加減泣き止めよ」


桜木の家へ上がり、私が落ち着くまで桜木は隣にいてくれた。


「だいぶ落ち着いたか?」

「ぅん…」


優しく抱きしめてくれる。



「俺も美緒が好きだよ」

「な、何回も…聞いてる」

「俺と…」