顔から火が出そうなくらい、赤くなっていくのが分かる。
どうしよう、どうしようと思っていると、ふいに和音くんがこちらを向いた。
視線を合わせられなくて、咄嗟に顔を逸らしてしまった。
それでも何とか平静を装うと努める。
「あ……あのね? いいの、ぜんっぜん、構わないのよ? 酔った人には良くあることなのよ。和音くんは知らないと思うけれど、本当、良くあることなのよ」
なんだかうまく舌が回らない。
でも動揺しているだなんて思われてはいけないと、更に早口で言葉を続ける。
「アキちゃんだってああ見えてキス魔なんだから。何度餌食にされたことか分からないのよ? だから気にしないでね? 本当に大したことではないの。大体、私が悪かったのだし、和音くんが気にする必要なんてこれっぽっちも……」
俯き加減にそう話していた私は、突然頬に指先が触れて、驚いて肩を跳ね上げた。
視線だけを上げると、いつの間にか和音くんがすぐ傍に立っていて、私の顔にかかる髪をそっと掬い上げていた。
どうしよう、どうしようと思っていると、ふいに和音くんがこちらを向いた。
視線を合わせられなくて、咄嗟に顔を逸らしてしまった。
それでも何とか平静を装うと努める。
「あ……あのね? いいの、ぜんっぜん、構わないのよ? 酔った人には良くあることなのよ。和音くんは知らないと思うけれど、本当、良くあることなのよ」
なんだかうまく舌が回らない。
でも動揺しているだなんて思われてはいけないと、更に早口で言葉を続ける。
「アキちゃんだってああ見えてキス魔なんだから。何度餌食にされたことか分からないのよ? だから気にしないでね? 本当に大したことではないの。大体、私が悪かったのだし、和音くんが気にする必要なんてこれっぽっちも……」
俯き加減にそう話していた私は、突然頬に指先が触れて、驚いて肩を跳ね上げた。
視線だけを上げると、いつの間にか和音くんがすぐ傍に立っていて、私の顔にかかる髪をそっと掬い上げていた。