「何しにきたのよ!!なんでいんのよ!!!」


クラスみんなの視線が私に集まる。


「大声出さないでよさえちゃん」


「気安く呼ばないで。」


「・・・変わってねぇな」


いきなり声のトーンが低くなった。


わたしはまた流れそうになる涙を必死に堪えた。



「お前がもっと変わってるのを期待してたんだけど・・・。なんだよ、おもしろくねぇな」



「あーそういえば、西田まだいじめられてたよ。お前がいなくなっていじめもひどくなってさぁ~。ちょーおもしろかったよ」


ケラケラを笑う

私はこいつのここがすごく嫌いだったんだ。


「まっ、さえちゃんにはもう関係ないことだろうけど。・・・だって、見捨てたんだからねぇ~?」