解ってるわよ。


優しくしないで。
優しい言葉は今の私には不要さ。

と、心で決め台詞を吐いた。


最近やたらとやることが増えた。
皆でなんとか分散していてもやはり
最終的には働かずにはいられないから。



「部活予算も組まなきゃならないし」


「じゃあ、手伝いますよ」


室井は自然に笑いながら
祐那の隣に座る。




「あははーそうだね。
じゃ、よろしく。」


バサッ!


祐那は遠慮なしに
室井に書類を渡す。



これ全部!?


全部よ。



二人はそんな話しをしながら、一日を終えた…。