「…彼氏だよ。」

ぼそっとそう言って、また続けた。


「そんな恋愛やめなって…ずっと、言ってるのに。」


「そんな恋愛?」

ショウコの言葉に食いつく正木。


「あーもう!ショウコ!今日は帰りに買い物付き合ってくれるっつったじゃん!」

ミズキが慌てだした。

ショウコはああ、そうかという感じで引きずられていった。