次の朝、
その公園へ行って見たけど
もう、
バカ犬はいなかった。


バカ犬にまた出会ったのは中2の
夏だ。

親の離婚が決まった。

私はバカ犬の事を思い出して、
金曜日の同じ時間に
あの公園に行った。


いないかー。
って思ったとき、

また、よりそってきたんだ、
あのバカ犬。

そして泣いた。
とっても落ち着くんだ。

あたしは、
いつも助けられてます、ありがとう
とだけメモを書いて
首輪に結び付けた。

飼い主のいる犬なのに飼い主に
承諾を得ずに
触れ合ってるのが申し訳なく
思えた。