「あ?てめぇ誰に口きいてんだよ。」


逆効果だったようだ。


こうなれば逃げるが勝ち。


『すいませんでしたー。』



俺は全速力で来た道を戻る。


後ろから生きて帰さねぇとか訳のわからん事を言っているけど無視。



結局運動部の体力には勝てなかったらしく、
暫くして後ろを振り返っても誰もいなかった。



結局行く宛てもないから帰宅。


勿論親に叱られ、
そして大阪からも推薦があると言われた。

高校名は
大阪藤園。



甲子園春夏連覇するなど強豪校。


「ボーイズの時一緒だった子もいるそうね。知ってる子がいて良かったじゃない。」

『…そうだね。』