母が持った包丁が私の腹に刺さる。



(最後に陽の笑顔が見たかったな…)


自分の髪を恨む事なく、いつでも笑っていた陽

意識が薄れていく。

自分が死ぬとわかったらあの笑顔が恋しい。

意識が無くなる前最後に見たのは…


















陽の泣いた顔だった…