伝染するあくびを、私は後どのくらい君と共有できるかな?


私といると癒されるって笑う君を、癒せるのが私じゃなくなる日まで、君のあくびを数えてようかな。


助手席で眠った君を眺める時間も、いつか、なくなるんだろうから、10分に延長しようか。

ただ、ハグして“またね”って言う君が、その不確かな約束をしなくなる日まで、やっぱり私は君の誘いを断れない。


その理由を素直に言えたなら、この共有は永遠?


いつか、もしも、なくなるその日まで。

沢山のあくびを君と共有したい。


なんて思いながら、家に向かって歩く君の背中を、見ているだけの勇気のない私。


君が笑っててくれるなら、今はまだ、それだけで充分。