Forever dream

あたしは中学3年の春にこの地に引っ越してきた。




こんな性格だから興味本位で近づいてくる人が本当に苦手だった。むしろ嫌い。






だから友達も当然出来なかった。





そんなときにあたしは学校一かっこいいと噂されているらしい男子におよびだしをされた。







その男子はあたしを裏庭に呼び出し、告白してきた。




もちろん興味のないあたしは、男子をふった。




あたしがその男子を振ったことはまたたくまに学校中に広がった。




そして、その男子をファンクラブという人たちに裏庭に呼び出された。





あたしはどんな罵声を浴びてもとにかく無視し続けた。



こんなやつらにかまうほどあたしは優しくない。





そしてついにキレたのかリーダーがはさみをとりだし、あたしの長い髪の毛を切ろうと襲い掛かってきた。







そのときに助けてくれたのがりっちゃんと夏稀。





でも助けてもらったときお礼はいったもののあたしは






「ありがとう。でもあたしあなたたちに助けを求めてない。あたしと関わらないで」





って言った。




そしたら。




「なにいってんの。あたしはあんたを助けたつもりはこれっぽっちもない。あたしはただあたしが見ていて気に食わなかったから相手に喧嘩うっただけ。あなたなんて目にもはいってなかったわ」




「そうだよ。夏稀とりっちゃんはね、自分が気に食わないことには喧嘩売るけど、夏稀たちはそのほかのことには一切興味がないんだよ」




「そういうこと」




「じゃぁ夏稀たちいくね」




って。あたしが予想していたものとまったく違う答えが返ってきた。





そのときあたしは思ったんだ。




あぁ。こういう人たちもいるんだって。




でもそれ以上深く関わろうとしなかった。