「優愛どうだった?初バイト」



「うーん。なんか不思議なお店すぎて疲れた」



「まぁおねえが優愛を絶対あたしのお店に連れて行くんだから!って言い張ってたくらいだからろくな店ではないんだろうけど」




「夏稀はどうだったの?」




「夏稀?もちろん順調だよ。まぁ何回か手伝ったこともあるしね。それ歩夢くんもいるし」




「歩夢くん?」




「そう。歩夢くんは夏稀の幼なじみなんだよ。パパとママが仲良しで小さいときから毎日一緒にいたんだ。だけど・・・・。高校わかれちゃった」




「そうなんだ。でもよかったじゃん。誰かいたし」




「りっちゃんはどうだった?」




「あたし?あたしは別に普通だよ。ちゃんと仕事こなしてるし」




「だよね。りっちゃんだもんね」



みんなそれぞれバイト頑張ってるんだ。





あたしもがんばらないといけないな。





「おい優愛。今日バイト終わったらみんなで歓迎会するらしいから」





「「夢野くん!?」」



「あ?」



「あー。わかった」



「じゃぁ俺いくから」



「うん」




「ちょっと優愛どういうことなの?いつの間に夢野君と親しくなったの?ってかなんでバイトが一緒なの?」





「あー。わかんない」



「ちょっとわかんないってどういうことよ」



「だってバイト先にいったら先にあいつがバイトしてたんだもん」




「ようするにかぶったんだね?」



「うーん。そうなんじゃない?」