「侵入者の数は?その傷、術者の仕業か?!」
「はい。侵入者は…一人、赤い目の男。火を操る術者です…っ!」
その言葉にカルサは椅子から立ち上がった。
リュナも身を乗り出して兵士の声に集中する。
「場所はどこだ!?」
「西の…会議室の辺りです。」
ナータックは貴未の任務を伝える為に聖の下へ向かう途中だった。
おそらくその時に遭遇したに違いない。
事態が急速に一変した。
動揺と不安が隠せない。
しかしそれ以上に理性が働き、この事態をちゃんと把握しなければという使命感が生まれた。
「カルサ!侵入者は赤い目をした男一人、術者でかなりの力の持ち主!火の使い手だ。」
「…ああ。」
カルサの呟きにリュナは思わずカルサの方を見る。
その目は揺れて、顔付きは緊張していた。
「ナータックさんだけじゃ不安だ!俺も行く!」
「頼む。」
カルサが頷いたのを確認すると、貴未は負傷した兵士の肩に手を乗せよく頑張ったと声かけた。
「はい。侵入者は…一人、赤い目の男。火を操る術者です…っ!」
その言葉にカルサは椅子から立ち上がった。
リュナも身を乗り出して兵士の声に集中する。
「場所はどこだ!?」
「西の…会議室の辺りです。」
ナータックは貴未の任務を伝える為に聖の下へ向かう途中だった。
おそらくその時に遭遇したに違いない。
事態が急速に一変した。
動揺と不安が隠せない。
しかしそれ以上に理性が働き、この事態をちゃんと把握しなければという使命感が生まれた。
「カルサ!侵入者は赤い目をした男一人、術者でかなりの力の持ち主!火の使い手だ。」
「…ああ。」
カルサの呟きにリュナは思わずカルサの方を見る。
その目は揺れて、顔付きは緊張していた。
「ナータックさんだけじゃ不安だ!俺も行く!」
「頼む。」
カルサが頷いたのを確認すると、貴未は負傷した兵士の肩に手を乗せよく頑張ったと声かけた。