シードゥルサ王国、それはまだ若き王カルサ・・トルナスが治める緑豊かな国。

国旗に描かれているのは国の宝でもある緑と、かつて王族と深い関わりを持っていたとされる竜の姿だった。

神話に出てくる神の末裔として、雷神の力を受け継ぐカルサの前に現れた竜は、かつて太古の国で神官の役であった竜族の長であるフェスラ。

亜空間に閉じ込められていた彼は、どういう訳か風神リュナ・・ウィルサの身体を通して現代に現れた。

戦いの結果フェスラは敗れ、その身を灰と化して夜明け前の空に消えていく。

それを機にカルサはリュナを連れて御劔の総本山に出向く決意をした。

しかしその場所はかつて自分が生きた太古の国があった場所。

この争いの始まりである玲蘭華との再会に、カルサはその心を凍らせた。

沢山の懐かしい顔との再会や過去と今の自分と向き合い、カルサはようやくリュナに自分にまつわる真実を打ち明ける。

共に生きていくことを決めた二人は新たな仲間、聖獣ラファルを連れてシードゥルサに帰還した。