女として大きな意味を持って求められている、そう思うとたまらなく心が震えた。

「我慢なんてしないで下さい。わ、私は構わないです!」

興奮からか自分が思った以上の声を出してしまったが、今そんなことは気にならなかった。

「あ?」

リュナの言葉に顔をあげたカルサは不機嫌な顔をしている。

「お前…自分が何を言ってるか分かっているのか?」

「はい、勿論です。」

呆れた声で尋ねてもリュナは真剣に返してくる。

たまらずカルサは強い口調でそれを否定した。

「あのな…前にも言っただろう!?都合のいい女になるなと、役に立つどうこうの話じゃ…。」

「だって、私は貴方が好きなんです!」

しかしリュナは思いを貫くため、彼の言葉を遮って声を張る。

どうしようもない気持ちが溢れ出て抑えきれなかった。

「貴方が好きだから…役に立ちたいんです。貴方が好きだから…嬉しい。」

リュナは言葉を無くしているカルサの胸に手を当てて彼の様子を伺う。