「だって、カルサと一緒だから。すっごく楽しいし、はしゃいじゃうの。」
とびきりの笑顔でそう言うと、リュナは部屋の中に戻っていった。
一人残されたカルサの顔は瞬く間に赤く染まっていく。
「…勘弁してくれ。」
頭を支えるようにして丸まりながら手すりに体重をかけた。
前にも何度かこの台詞を本人に伝えたような気がするが、彼女は覚えているのだろうか。
そんなことを思いながらカルサは笑ってしまった。
空を仰いで風を感じる。
途端、表情は一気に冷めて気持ちが切り替わったようだ。
もう一度だけリュナが居たバルコニーを見つめる。
そして手摺りに手をかけ、カルサはバルコニーから飛び降りた。
とびきりの笑顔でそう言うと、リュナは部屋の中に戻っていった。
一人残されたカルサの顔は瞬く間に赤く染まっていく。
「…勘弁してくれ。」
頭を支えるようにして丸まりながら手すりに体重をかけた。
前にも何度かこの台詞を本人に伝えたような気がするが、彼女は覚えているのだろうか。
そんなことを思いながらカルサは笑ってしまった。
空を仰いで風を感じる。
途端、表情は一気に冷めて気持ちが切り替わったようだ。
もう一度だけリュナが居たバルコニーを見つめる。
そして手摺りに手をかけ、カルサはバルコニーから飛び降りた。