しばらくして沙更陣は足を止め、目の前にある扉を手で示した。
「ここが雷神カルサ・トルナス、君の部屋だ。右隣を風神リュナ・ウィルサ、君の部屋にしよう。」
「ありがとうございます。」
二人がお礼を言うと沙更陣は微笑み、何も言わず去っていった。
「さてと。」
彼の背中を見送りながらカルサは呟く。
「とりあえず中に入るか。」
「ええ。」
ちゃんと約束通りに敬語を使わないリュナにカルサは微笑む。
「じゃあ。」
扉に手を伸ばし二人はそれぞれの部屋に入った。
中は予想以上に広く、二部屋の間取りになってあった。
人の気配がしないこの宮殿で誰がしたのか、部屋は綺麗に掃除がされている。
ソファに小さなテーブル、チェスト、ベッド、生活に必要とされているものはある程度用意されていた。
リュナが見れば喜びそうな造り、今頃いろいろ部屋の中を見ている事は安易に想像出来てカルサは小さく微笑んだ。
「ここが雷神カルサ・トルナス、君の部屋だ。右隣を風神リュナ・ウィルサ、君の部屋にしよう。」
「ありがとうございます。」
二人がお礼を言うと沙更陣は微笑み、何も言わず去っていった。
「さてと。」
彼の背中を見送りながらカルサは呟く。
「とりあえず中に入るか。」
「ええ。」
ちゃんと約束通りに敬語を使わないリュナにカルサは微笑む。
「じゃあ。」
扉に手を伸ばし二人はそれぞれの部屋に入った。
中は予想以上に広く、二部屋の間取りになってあった。
人の気配がしないこの宮殿で誰がしたのか、部屋は綺麗に掃除がされている。
ソファに小さなテーブル、チェスト、ベッド、生活に必要とされているものはある程度用意されていた。
リュナが見れば喜びそうな造り、今頃いろいろ部屋の中を見ている事は安易に想像出来てカルサは小さく微笑んだ。