瞬斗side

何でか千架の声が聞きたくて電話をした。

1コールで千架は出た。

でも…泣いていた。

泣いてるのかって聞いても何も言わない千架に会うために俺はダッシュで千架の所に行った。

千架はブランコに乗って震えていた。

声も出さずに…どうして千架はこんなに強いんだろうか。

何があったかは知らないけど悲しいはずなのに。

俺は後ろからそっと千架を抱きしめた。

守りたい…

俺が守ってやりたい。

そう思った。