「今日はありがとうね。斉藤さん!」

「今日の分だよ。お小遣いもプラスしてあるからね。じゃまた」

20万か…別にお金に困ってるってわけじゃない。

ましてや、余るくらいある。

でも、しなきゃ気がすまない。

あの事を思い出してしまうから。

プルル。

どうせまた”パパ”とかだろう。

でも違った。

知らない番号…乗り気じゃなかったけどあたしはとりあえず出た。