正直どうでも良かった。

千架の悪口何て聞きたくねぇ。

どんな悪い噂が流れていようと俺は千架を信じるから。

あの女が言ったように隣の店に千架はいた。

ショーケースの中をジッと見てる。

やっぱり美人だよな~。周りの男ども何て千架に釘ずけだ。

「これ?」と俺は聞いた。

千架が欲しそうにしている物はすごくシンプルで千架らしかった。

ペアか…もうすぐクリスマスだ。

後で秘密で買おう。

ペアとか重いかもしんねぇけど俺の物って印をつけたかった。

何で…昨日あったばっかりなのにこんな気持ちになるんだろう。

まるで、ずっと前から知ってたみたいだ。