美鈴「あ…ははは…」






目の前で倒れ、失神した永倉さんに笑うしかないよね。うん。






そんな永倉をムギュっと踏んで総司は美鈴の元へタタタッと駆けてきた。






総司「大丈夫ですか!?美鈴さんっ!!」






そう言って美鈴の引っ張られた頬を撫でる総司。







美鈴「いや…大丈夫ですよ…?」






永倉さんこそ大丈夫なのかなぁ…?







総司「女子の頬に触れるなんて有り得ないですっ!!」






プンプンと頬を膨らませて怒る総司…





…………………。





…………………あれ?






今、沖田さんは私の頬を撫でてるよね?




女子の頬に触れてるよね?





ついつい思った事を口にしてしまう。







美鈴「沖田さんも…ですよね?」





美鈴はそう言って、総司が美鈴の頬に触れている手の上に無意識に自分の手を重ねた。