次の日には、もう既に美鈴はいつもどおりに同じ笑顔を見せていた。
だが目が腫れてる事で泣いていたのがまるわかりだ。
本当に強い女子……
こんなにも辛い事があったのに今では人の心配ばかりしている…。
美鈴「永倉さぁぁんっ?どうしたんですか?」
また俺の心配を……っていうか何もしてねぇのに心配って俺、どんだけ頼りなく見えてんだ!?
何て思う俺、永倉新八…。
こんな状況でも初めて俺のデカイ出番が出来て少し舞い上がってるぜっ!!
語りなんて初めてだぁぁぁっ!!
美鈴「………本当にどうかしたんです?」
美鈴が怪訝な顔で俺の顔を覗いてくる。
………いやいやいや普通にしてたよ?今っ!!
永倉「大丈夫に決まってんだろっ!!」
俺は美鈴の頬を引っ張る。
美鈴の頬を触りたいっていう下心もあったけどなっ!!