今年の体育祭はほんとに
楽しかったな。。
なんか終わっちゃうのが寂しい。。
きっと一生忘れないだろう!
体育祭も無事終わり、
平凡な日常になりつつある。
7月の始め。
今日も私は家を飛び出す。
「いってきまーす!」
なんで、こんなに張り切ってるかって?
そりゃもちろん、先輩を見るため。
つい最近、先輩が家を出る時間が分かってきたところなのだ。
だから偶然を装って
たまたま会えることを期待して
毎日ドキドキわくわくしながら
家を出るのである!
マンションのエレベーターに
急いで駆け込み、
1階のボタンを押した。
ドアが開いたら
ダッシュして駐輪場まで向かう。
そこには先輩の姿は
ない。
はあ。今日もか。
そう思いながら自転車で
学校へと向かった。
「おっはよ。のどかぁー」
はるかがニコニコしながら私の席にやって来た。
おかしい。何かがおかしい。
疑いの目を向けた。
「ちょ、ちょっとやだな-。笑」
と後で話がある。と言って
席に戻って言ってしまった。
ー昼休みー
「で?何なの。話って?」
私とはるかは、学校の中庭のベンチに座った。
「じ・つ・わ、、」
「もうすぐ、夏休み!ってことで、皆でパーッと中3の夏を楽しもうじゃないか!!」
と、はるかは勢いよく立ち上がり言った。
「は?」
私が口を開けて、はるかを見つめると
まったくーと言いながら
「だから、義務教育ラスト!青春花盛りの夏を楽しむために。どっかに出掛けようってこと。」
「ああと、皆って誰なの?」
「そ・れ・は!るうと、私とのどか!」
いやいやいや、完全に私いらなあだろ!
と突っ込みたかったが言うのはやめた。
「けど〜、るうが男子が俺だけじゃやだ。とか言ってたの」
「そっか。まいいんじゃない?」
「え?ほんとー!?じゃ、約束だよ!のどか!」
「うん」
はるかはテンションマックスで
ルンルンのようだ。
まったく。
けどいいかも知れない。
暑苦しい夏も。