青春、現在進行形。

*るう*








俺には晴香っていう彼女がいる。

付き合ってもう3ヶ月くらいかな。



晴香から告白された。


晴香は可愛くて正直モテル。


明るいしそんな晴香のことが好きだ。


だけどすぐ怒るし


めんどくさい。






席替えで晴香と離れられて正直ほっとしてる。


毎日、ベタベタされたらさすがにつかれる。


だけど、よりによって

隣が城内さんだなんて。

*晴香*




なんでー。ひどいよ、神様!


るうとこんなに遠くの席にするなんて、、(涙)


今日の占いで牡牛座は1位だったのに。


しかも、のどかと隣だなんて

悔しい!


でものどかのこと、信頼してるから。


大丈夫だよね。

だって私がるうのことを好きなのは誰にも負けないんだから!

*のどか*



ふあぁ〜、ねむいわ。


そうそう。もうすぐ体育祭があるんだった。


恋が実る時期ですな〜。


ちょっと内心、田中先輩に会えるのが嬉しくてドキドキしている。

だって高校と一緒に体育祭やるんだから!



田中先輩に会えるといいな〜。。



ー体育祭当日ー



今日は体育祭当日とあって
学校中は活気に満ちている。


私も正直楽しみで仕方なかった。



「のどか〜、今日は頑張ろうね!絶対優勝!」




「うん!もちろん」




クラスの皆もいつも以上に張り切っている。




そして開会式。


(先輩、どこかな…)

周りを見渡しながら探していた。


ドン・ドン

といきなり大きな太鼓の音がした。

応援団である。


「っ。て、え!?」

応援団の中にまさかの


田中先輩の姿があった。

びっくりして心臓が
ドキドキしている。


(えなんで?先輩が応援団?初めて知った。)



先輩は学ラン姿で前に出ている。


「かっこいいなぁ」


先輩がきらきらして見えて

今日、1日頑張れる気がした。

私っち学年の出番はほぼ午前で
終わり。


だから先輩が出る種目をばっちり見ることができる。



そろそろ高2のリレーが始まるはず…



高2のリレーのアナウンスが鳴る。


(先輩どこかな…)



いっぱい人がいすぎて分からない。

「あ、もしかして…」


そう、ちょうど先輩がコースを走っている。


(先輩が走ってるの初めて見る…)


自然に頬が緩んでしまう。

「ちょ、のどか〜。何、にやついてんの」


「にやけてなんかないし!」


「でも見れてよかったじゃん。」

「うん、先輩足速い〜」


「え-、るうの方が速いよ〜」

「はいはい、いや、田中先輩の方が絶対速いから(笑)」