青春、現在進行形。


ー2年前ー



暑い、、なんでこんなに暑いんだろう…

その日はとてつもなく暑かった。

今日、学校でやった水泳のせいか、なんだか頭も痛かった。

思い体を引きずるようにしてやっと、自分の住んでいるマンションまでたどり着いた。

そんな時、ふと前を見ると

私っち学校の制服を着た

先輩が立っていた。


先輩「あの、同じ学校の、のどかさんですよね?」


「あ、はい、そうですけど。」


先輩「俺…ずっと…が好…たら…さい」


外の車の音がうるさくてよく聞こえない…


でもきっとこれは…



告白!?だよね。


その時、ちょうど呼んでいたエレベーターが来てしまった。


そう、その時。

私は間違った選択をしてしまったのかな…




「はい。」

うつ向きながら私はそう


答えた。そして、逃げるようにして

ちょうど来たエレベーターに乗り込んだ。



私は

「はい」と言っただけだけど、答えになっていたのだろうか?



ああ、なんだか今日は暑いな。

夏だからなのか、照れくさくてなのかは分からないけど


とにかく暑くて顔が赤い。



エレベーターの中でふと

さっきのことを思い出す。

下を向いててよく先輩の顔、見れなかった。

しかも名前もしらない。

知っていることといえば








同じマンションに住んでいる、同じ学校の先輩だとゆうことだけだった。


今日も私は重い思いを抱えながら学校へ向かう。



現在中3の私、

城内 和(じょうないのどか)



彼氏いない暦、15年、

恋愛などまったくご無沙汰。



「のっどか〜、おはよ!」

「あ、はるか、おはよw今日も元気だね(汗)」


暑いのに暑苦しく騒いでいるのは

私の友達の

今井晴香である。


はるかは学校で一番イケメン?

とも言われる

加藤瑠羽と付き合っている。


今日も朝から、はるかのノロケ話から1日が始まるのである。


「なんかさ、なんかさ〜、昨日、るうと、ケンカしちゃって(泣)」

「はいはい」

と私は素っ気なくはるかに言う。


「のどか、ひっど〜いw」

「知ってるよ、そんなのwどうせもう、仲直りしたんでしょ〜。ニヤ」



「あったり〜、よく分かったね!w」




「あのさ〜、毎日毎日よく彼氏とケンカできるね。ある意味かんどーだわw」




「ふんだ、彼氏が一度も出来たことのない人には分からないんだよ。w」

とか、なんとかはるかは
言いながらキュンキュンもへもへしている。


そんな、はるかは置いといて

私は廊下に出た。




廊下を歩いてると

さーっ


っとゆうような爽やかな風が吹き抜け

その瞬間、隣をすれ違った人に気づく。


その人からはどこかで会ったことのあるような

懐かしさを感じた。

(誰なんだろ…)



そう何故だか気になり、

後ろを振り向く

その人は高校生

そして坊主。


背が高い…


何故だかすごいキラキラしてみえる…。