山尾とミスター金の試合が終わると、地元敬老会の老人の主張だった。
ここで、七十八歳の男性老人が、女子高生に恋をしたと強い調子で女子高生への熱い思い告白し始めた。
会場からは、最初は、野次が飛んでいたが、老人の熱弁に負けて応援の声もあがるようになって行った。
年の差婚が流行っているからと言っていくら何でもと私も思っていたが老人があまりに熱い為に、まぁそういうのもありなのかなと思えてしまった。
山尾は、リングを降りると次のバトルロイヤルの説明を上手く出来るか紙に書いて練習していた。
どうせあがる癖にと思ったが一生懸命さは、少し可愛かった。
玉田は、私と目を合わせようとしなかった。
高橋君が、私の側に来て小さい声でちょっと二人で話したいんだけどと言った。
え!このタイミングで愛の告白とかなの!?ア~老人の熱さに高橋君も影響されてとうとう告白ね!
だけど、顔は、腫れてるしやっと鼻血は止まったけど普段の私の顔が十だとしたら今は、マイナス三くらいなのに~!