スーパー山尾とミスター金の試合が、一番従来のプロレスらしかった。
山尾もミスター金もベテランらしい安定した試合だったが、二人共前の試合に刺激されたのか気合いが入っていた。
高橋君やボボさんと酒屋から試合を観ていた。
二人共試合が終われば仲良く話していたし良い試合が出来た事を喜び合っていた。
二人共ダメージは、あったが、最後のシュートバトルロイヤルには、支障は無いと言っていた。
「山尾さんも金さんも気合いが入ってるなあ。」
高橋君が言うとボボさんも頷いていた。
山尾もミスター金も好試合をした。
中でも、ミスター金のプロレスの上手さには、驚いた。
山尾は、上手いし強いだろうと思っていたので大して驚かなったが、ミスター金は、普段とまるで違い実に良いプロレスラーだった。
「金さん、今日は、スタミナ配分しながら戦ってるよ。
ああいう所が、さすがだなぁと思うよなぁ。」
高橋君が感心したように言った。