「どうだ、新鮮だろう。


オープンフィンガーグローブと男は、フォールカップを着けろよ。


皆でやるから高橋真剣勝負で俺を倒せるチャンスだぞ。

それとこれは、真剣勝負シュートだときちんとお客に知らせてやるからな。」




「お客に真剣勝負ですって言うんですか?」




高橋君が、目を輝かせて聞いた。




「プロレスでは、ないです。総合格闘技をやりますって言うよ。

多少は、ボカさないとな。


週間プロレスラーの記者にも来るように言ってるから、これは、波紋が広がるぜ。」





「オープンフィンガーグローブやファールカップの用意は、してるのかな?」




金が聞いた。




オープンフィンガーグローブとは、真剣勝負の総合格闘技で使われるボクシングのグローブを改造して手で掴めたり手を自由に使えるグローブだった。




もちろん打撃も出来るようになっている。




ファールカップは、男性の金的に当たってしまった時に保護する物だった。




当然私には、要らない。