私は、心日本プロレスから給料が出ない為に山尾のくれた十万では、さすがに苦しくなりコンビニでアルバイトを始めた。




アルバイトが終わると走って倉庫に行って練習をした。




高橋君は、たいてい先に来て練習をしていた。




高橋君と少しずつだが、話せるようになった。




高橋君は、身長は、百八十センチを少し超えたくらいあったが、まだ細かった。



多分八十キロくらいだろうと思えた。





高橋君は、毎日十杯は、ご飯を食べるがなかなか太らないと悩んでいた。




あまり太らない方がかっこいいのにと思わず言ったら高橋君は、怒って私に言った。




「山尾さんは、ハスミちゃんを最高で最強のプロレスラーにしようとしてるけど、僕もハスミちゃんに負けらないんだよ!

僕こそが最高で最強のプロレスラーになるんだよ。

その為に中学の時からアマレスをやって山尾さんの所にやっと入ったんだよ。」




思わぬ高橋君の激しい面を見たような気がした。




私は、疑問に思ってた事を聞いた。